ネットショップサイトの廉価版提供の可能性について検討してきましたが、当サイトオープンの契機となったサイト制作予算の制約以上に運営上のリスク対応を目的とした体制維持およびサイト運営インフラ環境まで包含した経費を勘案すると当工房の制作趣旨から乖離した存在となることから当面、提供対象外とさせていただきます。
巷には、プラグインを利用した販売サイト開発見積もりが100万円から数百万円ほどの提案すらありますが、更に運営経費も相当のものです。
それ相応の収益見込みがなければ成立しない開発となります。
ネットショップの肝は決済に拘わるタイミングでのトラブルであるサイトレスポンスに起因するクライアントのセッション断を無通信状態による永久障害とサイト側が判定する場合とクライアントからのアクション待ち状態との判定の紛らわしさに起因する問題です。 この問題の背景にサーバーマシンの性能、データベースアクセス集中に起因するレスポンス低下には特定記憶補助装置へのアクセス集中が低速シークタイムを増幅させる等の影響が考えられます。
このような問題を改善するために高額なハイエンドサーバーマシンに依存する傾向にあります。 一方、決済に伴うセキュリティ対策は必須で高額なSSLと独自ドメインの確保が必須要件となります。
これらは、すべて運営経費の高騰に繋がります。
上述の理由から販売目的のサイトの自主運営より、Yahooサイトの利用やヤフオク、メルカリ等の利用が賢明と考えた次第です。
特選品に限定した販売は、決済を振込に限定することで運用経費削減を目的としたサイト運営が成立すると考えますが、実体のニーズが分かりませんので現在、状況を静観している最中です。
巷には、サイト制作費無料とか安い運営費でショッピング運営を容認しているサイトもあるようですが、上述のトラブル時の補償、原因究明等の補償などはありません。
すべては、運営者の責任で清算することを強いられることを覚悟する必要があります。